相続に強い専門弁護士の選び方、探し方と相談 東京 千葉 神奈川 埼玉
相続に強い弁護士、相続専門弁護士に相談することが相続トラブル争いを解決するためには重要なことです。
相続争いや相続トラブルが発生した場合、どんな弁護士に相談したら良いのでしょうか。
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このような御相談が多い中、相続相談センターを約20年主催していて、多くの相続トラブルや、争い案件の解決を、弁護士と一緒にやってきた中で、相続に強い弁護士、相続が得意な弁護士、相続専門の弁護士の選び方、探し方、比較の仕方について、私なりの私見を述べさせていただきます。
相続に強い弁護士選びの1つの参考としてご利用下さい。
弁護士の業務分野は広く、相続の他に、交通事故、債権の取立、土地紛争、刑事事件、労務問題と様々です。
このような中で、相続に強い弁護士、相続専門の弁護士とは、次のような弁護士です。
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相続専門の弁護士の詳細
1. 年間1人20件以上の相続案件を手掛けている弁護士
大手の弁護士法人の場合、弁護士法人全体として100件の案件を手掛けていても、20人の弁護士がいれば、一人当たりで換算すれば5件にしかなりません。
実際にあなたの相続トラブル案件の法的手続を行っている弁護士が、どれだけ実務経験があるのかを確認することが必要です。
2. 相続税の申告実務を10年以上経験している弁護士
1年に20件以上の相続案件を行っていても、弁護士として1〜2年の経験では、実務の蓄積が少ないと言わざるを得ません。
毎年、相続案件を多数手がけ、なお且つ、弁護士としての実務経験が10年以上あるベテラン弁護士が相続に強い弁護士を言えるでしょう。
3. 土地の時価に詳しい弁護士
相続争いやトラブルの最終的な決着はどのような割合で遺産を分割するかということです。相続でいったい自分はいくらの遺産を相続することができるのかということで、争いが長引くわけです。
たとえば、遺産の3分の1を相続する権利がある。あるいは、遺留分があるから、相続財産の4分の1を減殺請求するなどと争われます。
相続財産(遺産)の中で、最も大きな割合を占めるのが土地です。土地の時価がいくらなのか、相続人が価額を巡って納得しないことがあります。
土地の時価や、売却し税金を払っていくら手元に残るのか等、土地の時価、処分価額について詳しく、他の相続人を説得出来る弁護士が、相続に強い弁護士の1つの要因になると思われます。
このような場合に相続財産、土地を金額に換算しなければ、遺産を分割する目安が立ちません。
4. 民法だけでなく、相続税法にも精通している弁護士
相続に強い弁護士は、民法の相続法に精通しているだけでなく、相続税法にも強くなければなりません。相続の遺産分割の仕方により、相続税法の特例が適用出来なくなる場合もあり、分割の仕方により、相続税額に違いが出るためです。
5. 相続専門の税理士と連携している弁護士
相続税法は、税の専門家である税理士でも詳しい人は極めて限られています。
また、税の現場での交渉は税理士が最も得意とするところです。
相続に詳しい弁護士でも、相続税の税務調査の立会や訴訟については、殆ど経験がないと考えられますので、相続税専門の税理士と連携して情報を共有しながら、相続の遺産分割やトラブルの解決にあたる弁護士が、相続に強い弁護士であると考えられます。
6. 遺産相続に関する著作のある弁護士
相続を専門とする弁護士であれば、相続に関する専門書、相続専門雑誌に記事を書いていることが多いと思います。相続の専門書を書いているか否かにより、相続に強い弁護士か否か、判断出来ると思います。これに対して、同じ雑誌や本でも、広告宣伝費を出して紹介されている弁護士もいますので、キャリア等についてしっかり確認することが必要です。
7. 相続に関するセミナーを行っている弁護士
相続に強い、弁護士、相続専門弁護士であれば、弁護士会、税理士会、銀行、商工会議所等の相続遺言のセミナーの講師を依頼されることが多いと思います。
相続セミナーの実績がどの程度あるかにより、相続に強い弁護士であるか判断が出来ます。
8. 遺言執行人を数多く手がけている弁護士
遺言執行を数多く手がけていることによって、相続全体の流れがつかめます。利害関係を調整したり、誰もが納得して円満な相続が出来るノウハウが得られます。遺言の執行を数多く実務経験している弁護士が相続に強い弁護士と考えられます。
9. 調停や審判の内情に詳しい弁護士
遺産分割の調停や、審判の判断の基準は、法律書を読むだけではなかなか実態がわからないと思います。
調停や審判で遺産分割をする際の、特別受益や、寄与分等の評価基準や配分基準について、精通している弁護士が相続に強い専門弁護士と考えられます。
10. 特別寄与や特別受益に詳しい弁護士
遺産分割の法定相続分に対して、一定の調整をするのが特別寄与(寄与分)や特別受益になりますので、どのような場合にこれらが認められるか否かに、相続に強い弁護士は精通しています。
特別寄与や特別受益は、相続人の立場や、相続財産の総額、家族関係等によって、その基準は変わってくると言われています。
同じことをしても、ある相続では、特別に寄与と判断される場合もあるし、特別寄与と判断されない場合もあると聞きます。
また、一定の財産を生前にもらったり、経済的利益を受けても財産の総額によっては、特別受益を判断されたり、されなかったりします。
11. 相続税のことを考慮した遺産分割を行ってくれる弁護士
相続財産を分割出来たから、弁護士の仕事は終了したというのではなく、相続税の申告、納税のことも考慮にいれた遺産分割を代理したり、助言したり出来るのが相続に強い弁護士です。
民法上の側面だけで、相続をとらえたのでは、片手落ちと言わざるを得ません。相続税の節税も行えて、始めて相続が上手くいったと言えると考えられます。
弁護士にも相続税の知識が必要です。
12. 相続税のことを考慮した遺言書の作成を行ってくれる弁護士
通常の弁護士は、遺言書の作成にあたって、法定相続分や遺留分を考慮しての作成をアドバイスしてくれると思います。そのような遺言書の作成を行うにあたって、相続税のことも考慮して、誰がどのような財産を相続すれば、相続税の節税が出来るか、小規模宅地の特例が使えるか等を考慮して、遺言書の作成のサポートをしてくれる弁護士が相続専門の弁護士で、相続に強いと考えられます。
13. 相続人の心情を理解出来る人間力のある弁護士
相続紛争、トラブルを円満に解決するためには、相続人それぞれの立場を理解して説得、調整する力が必要です。法律の知識だけでなく、人生経験を重ねた人としての総合力のある弁護士が相続に強い弁護士を考えられます。
14. メリット、デメリットについてきちんと説明してくれる弁護士
相続の調停、審判もしくは裁判を行う場合のメリット、デメリットについて、詳しく説明してくれる、実務経験豊富な弁護士は、相続に強い弁護士です。
相続に強い専門弁護士の探し方
インターネットで相続に強い専門弁護士を探す
インターネットで検索をすれば、相続専門の弁護士をみつけることが出来ます。ホームページを見る場合、債権回収、交通事故、離婚などと入っている中に、相続遺産に書かれているホームページでは、「相続もやっている弁護士」で一般的な弁護士です。
当サイトに書かれてあるようなことが、具体的に詳細に書かれているホームページを有している弁護士が相続に強い弁護士です。
弁護士のホームページは、デザインはweb会社ですべて出来ます。検索の上位表示も毎月金額を払えば専門会社が行います。
しかし、詳しい法律的な内容はweb会社で代行することは出来ません。弁護士自身が書かなければならないため、デザインや、表示順位ではなく、いかに詳しく相続のことが書かれているかが見るべきポイントです。時間をかけて丹念にホームページを見ることです。
電話帳で探す
電話帳で探せば、多くの弁護士が広告を載せています。その中で、相続専門と書かれていれば、相続に強い弁護士だと思われます。まずは面談をして、自分との相性を見ることも大切です。
良い弁護士のポイント
明確な費用の説明がある
一般的に弁護士費用は他の士業と比較して、高額になります。
争いのない遺産分割を弁護士に依頼するメリットは少ないと思います。
報酬は経済的利益の何%と表示されていても、経済的利益の範囲をどのように算定するかが明確に書かれているホームページは少ないように思います。依頼する前に、経済的利益と成功報酬の算定基準を事前に確認することが重要です。「弁護士会の報酬規定による」ではなく、できれば、契約書等の文書の交付を受けることです。
明確に費用を事前に言ってくれる弁護士が良いと思われます。
相続人の方の悩みを親身に聞いてくれる弁護士
最終的にはあなたの悩みを親身になって聞いてくれて、あなたと相性の合う弁護士があなたにとって、一番良い弁護士であると思います。
ベテランの実力のある弁護士は、飛び込み客を嫌う
弁護士事務所を開業したばかりの弁護士や仕事の拡大を積極的に進めている弁護士以外は、飛び込み客や一見客を嫌うものです。
相続に強い税理士や行政書士から、相続に強い弁護士を紹介してもらうのも、良い弁護士の探し方だと思われます。
相続は一人の専門家ですべての業務を行うことは出来ません。相続税に詳しい税理士と相続に強い弁護士との連携に、司法書士、行政書士、不動産鑑定士等が加われは、最高の相続チームが出来ると思います。
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