事業承継の大切なポイントは、経営そのものを承継することです。自社株だけ承継しても、経営者が交代し会社の経営が円滑に引き継がれなければ意味がありません。そのためには、会社の現状を分析し、強み弱みを客観的に把握することが必要です。千葉の事業承継・経営承継は、信頼と実績のある相続相談センターにお任せください。

(１) 会社の経営資源

• 会社の所有する技術、ノウハウ、得意先の分析

会社はどのような技術を持っているのかの分析を通じて、会社としての強みや企業価値そのものを十分に把握します。これらのことを、現経営者、後継者と一緒に考えていくことのよって日頃意識されていない会社の真の強みの発見にも繋がります。


• 社員の技能、年齢の分析

会社は一人一人の社員によって成り立っています。社員の技能や年齢構成を分析することにより、後継者が社長になった後の、５年後10年後の、会社の社員の平均年齢等や、社員が大量に退職する時期、中堅社員の年齢構成、若い社員の人数等により、今後経営にどのような影響がでるかの分析を行います。それによって、社員の教育や採用計画に反映させます。


• コア事業の強みの分析

会社が、いくつかの事業や複数の商品を持っていることが普通ですが、その中でも会社の中核的利益の源泉とも考えられるコア事業とは何なのかを深く掘り下げます。

コア事業の強さは、今後とも継続できるのか。ライバルとの競争に絶対有利を持って望めるのか。
今のコア事業の強さを更に強くしていくためには、どのような戦略が必要か。他の業界にその強さや技術力を使って売り込める商品やサービスがないかを検討してみる必要もあるでしょう。

強さの本質は技術力なのか、商品なのか社員の熱意一体感なのか、サービスの良さなのか、徹底的に掘り下げて、社員や得意先への聞き取りや調査を通じて検討する必要があります。思い込みによる自社の強さが、他に強さがあることがあるためです。

今のコア事業の強さに盲点はないのか。経営環境が激変した場合に、強さが弱さに変わることはないのかを分析します。

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