相続対策は円満に遺産分割が行われることを中心に考えることだと思われるが、相続税対策等を相続対策と思い込んでいる方が多いことは大変残念です。円満な遺産分割を中心に考えれば、一人っ子以外の人は、相続対策は誰もが必要になります。また、一人っ子を含めて誰でも相続手続は必要です。

また、相続をプラスの財産だけに、焦点を当て考えがちですが、借金や連帯保証債務等のマイナス財産も原則は相続されることになります。また、相続が発生した時に、「相続といえば法律問題だから弁護士に相談するのが一番だろう。いや司法書士だ、行政書士だ、税理士だ、信託銀行だ」と、自分の困っている問題解決のためにどのような専門家に相談していいかもわからないのが現状です。

相談を受ける専門家も、専門分野が異なり、一人で全ての相続問題を解決できる専門家はおりません。
このような事情から、相続を取り巻く誤解や盲点は非常に多く、益々「相続問題」を複雑にし、解決が一筋縄ではいかない状態になります。
相続にからむ誤解や盲点を事例を通じて分かりやすく説明するセミナーにしたいと考えています。
また、事例を通じて相続の基礎知識が自然と理解できるような話をしたいと思います。

心当たりは、ありませんか？ もめるほど財産がないから遺言書など作成する必要が無い 相続税がかからないから相続対策など必要ない 子供の名前で通帳を作って毎年110万円ずつ通帳に入れて贈与しているから子供の預金だ 財産は現預金で持っているのが相続上も一番分けやすく、しかも倒産しない銀行だから安全だ 相続時精算課税制度を使って2,500万円まで贈与ができるようになったのだから、相続対策は必要ない 相続財産は自宅一軒しかないし、長男が親と同居して、ずっと面倒をみてきたのだから当たり前のこととして自分が相続できる 他の弟や姉も母が生きている時から相続の放棄をしてもいいと言っていたから安心だ 相続が起こって７年経ち、分割協議書など作っていないし家の登記も変えていないが、母の相続が発生してから父の分も合わせて登記した方が費用も少なくてすむので合理的だ

 

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