住所地と相続財産
千葉成田市で相続が発生し、相続財産について税務署に申告をしましたが、成田税務署から相続財産の状況について調査がありました。主人は最終的には成田市の自宅に居住していましたが、会社員時代には東京港区のマンションに住んでおり、出身地は神奈川県です。
今までどこに住んでいたのかということと相続財産には何か関係があるのでしょうか？
過去の住所地等に不動産を所有していないか、住んでいた場所の近くの金融機関に預金口座や貸金庫を所有していないか。それらの相続財産が適正に申告されているか否かの調査です。
ご主人が最終的に自宅を所有して亡くなられたのは千葉の成田市ですが、それ以前に東京港区等に住んでいたことがあるとすれば、東京にも銀行預金の口座を開設していたと考えられます。
その預金口座にも残高がある可能性もあります。千葉の成田市からは離れていますので、港区の口座に1,000万円を預金し見つからないだろうと申告をしない相続人がいるかもしれないということを疑っているのです。
遠距離の銀行等に貸金庫を開設し、貸金庫の中に貴金属や現金を隠しているということもあります。それらについて裏付けを取るための質問です。
また、神奈川県が出身地とのことですが、親戚等が神奈川県に多くいる場合、神奈川県にもご主人の親が土地を所有していたり、銀行口座がある可能性もあります。
このように税務調査では戸籍をもとにして質問を行い、さらに市役所や金融機関に対して照会文書を出すなどして、相続財産がもれているか否かの確認をします。
調査対象となった場合には、徹底的に相続財産について調べられますので相続財産を隠すのではなく、適法な節税対策、相続対策を行うことが必要です。
相続対策、相続税務調査の立会相談について受付をしていますので、詳しいことは相続相談センタ千葉／東京までお電話ください。
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